📘 サイトの情報
「CAD_Dwg+α」は、JW_CAD(Jw_cad)ユーザー向けに、作図作業を効率化するための外部変形(外変)を多数公開しているサイトです。これらの外部変形は、建築・土木・設備設計などの現場で実務的に役立つツールが多く、特に座標計算やレイヤ操作、寸法反転など、日常的な作業の効率化に貢献しています。
主な外部変形の特徴と活用事例
1. 角度寸法値反転 v1.1
この外部変形は、角度寸法の値を反転させる機能を提供します。特に、180°回転した位置に寸法値を配置する際に有用で、設計図面の視認性や整合性を向上させるのに役立ちます。
2. レイヤ整理
複数の図形を一括で移動または複写することができる外部変形です。レイヤや線色、線種、文字などの属性を指定して、対象となる図形を効率的に整理できます。特に、ブロック図形や寸法図形、ソリッド図形などを除外する機能もあり、柔軟な操作が可能です。
3. 多角形トリム
複数の多角形の延長線を一括でトリム(切断)する外部変形です。特に、ハッチング作図などで多角形を使用する際に、延長線を整理するのに便利です。操作は、範囲選択から基点を指定することで簡単に実行できます。
4. cord2(距離・角度で作図)
Excelで計算した距離と角度のデータから、座標を自動的に作図する外部変形です。敷地図や測量データの入力に便利で、レイヤや線種、線色などを自由に設定できます。また、縮尺の調整も可能で、現場での簡易測量や計画段階での作業効率を大幅に向上させます。
・・・その他、多数公開あり
利用方法と注意点
これらの外部変形を使用するには、JW_CAD本体に加えて、gawk(GNU awk)などの外部ツールが必要な場合があります。例えば、cord2シリーズでは、.batファイルと.awkスクリプトを組み合わせて使用します。これらのツールは、公式サイトや信頼できるソースからダウンロードし、適切に設定することが重要です。
また、外部変形の動作確認やカスタマイズには、一定のスクリプトやバッチファイルの知識が求められる場合があります。そのため、使用前に付属のREADMEファイルや解説記事をよく読み、理解してから実行することをおすすめします。
まとめ
「CAD_Dwg+α」は、現場での作業効率を向上させるための多彩な外部変形を提供しており、特に座標計算やレイヤ操作、寸法反転などの機能は、日常的な作業において大いに役立ちます。これらのツールを活用することで、設計作業の精度やスピードを向上させることが可能です。
外部変形の導入には、必要なツールのインストールや設定が伴いますが、公式サイトや信頼できる情報源からのダウンロードと、付属の解説を参考にすることで、スムーズに活用できるでしょう。