📘 サイトの情報
Vectorの「JW_CAD 外部変形」ページでは、JW_CAD用の外部変形プログラムが多数公開されています。これらは、JW_CADの標準機能では実現できない作図支援やデータ変換、計算処理などを補完するためのツールです。
🔧 外部変形プログラムとは?
外部変形とは、JW_CADの標準機能を拡張するために、外部プログラムを利用して図形の作成や変更を行う機能です。標準で「日影計算」や「三斜計算」などが実装されていますが、それ以外にも多くのユーザーが作成した外部変形プログラムが公開されており、これらを導入することでさらに便利に使用することができます。
📦 Vectorで公開されている主な外部変形プログラム
Vectorのページでは、以下のような外部変形プログラムが公開されています:
- 引出線作図外部変形ソフト(引きひき)03:引出線を使って作図する外部変形ソフトの小物集。
- 外装タイル割付け作図 1.0.3:Excelにて生成されたデータファイルを元に外装タイル割付け立面図を作図。
- 文字列操作小枝集(外部変形ソフト)03:作図した文字の位置整理・交換等を行う外部変形ソフトの小枝集。
- 外部変形プログラム for JWW 自在・消去 2.1:マウスの指示点を結ぶ多角形内の線・円・点・文字を消去。
- ペジエ文字 1.10:Jw_cad用 mawk32(jgawk)外部変形・ペジエ曲線などにそって文字を描画。
- JWW3DRenderLite 1.0.0.12:Jw_cad for Windows外部変形で、2.5D図から3DのCGを作成。
- 回数指定連続複写:Jw_cad for Windows の外変 指定した回数複写。
- 線変形作成用外部変形ソフト 0.01:外部変形を使用して、jw_cad・HO-CAD用の線変形データを自動生成。
- HO_CAD用線変形マクロ作成用外部変形ソフト 01a:JW_CADの作図画面上から外部変形を使ってHO_CAD用線変形マクロを自動生成。
他、多数
🛠 外部変形プログラムの導入方法
1. プログラムの入手と解凍
外部変形プログラムは多くの人がウェブ上などで公開しています。まずは使用したい外部変形を探し入手してください。
プログラムを入手したら、ファイルの拡張子を確認します。拡張子が「.lzh」「.zip」「.rar」等の場合はファイルが圧縮されているので解凍ソフトでファイルを解凍する必要があります。解凍ソフトはVectorや窓の杜などで事前に入手し、それぞれの操作方法で解凍してください。
2. JW_CADへの配置
解凍後、大抵の場合フォルダが生成され、その中に外部変形のファイルが入っています。
このファイルの中に実行ファイル(ファイル名.exe)がある場合、AWKやRubyの実行環境がなくても動作するプログラムであることがわかります。
もし実行ファイルがない場合はAWKまたはRubyの実行環境が必要です。ほとんどの場合、外部変形プログラムには説明のテキストファイルがあるので一読して動作環境を確かめてみましょう。
動作環境の確認を終えたら、外部変形プログラムをフォルダごと移動させます。JW_CADのインストール先は初期設定で「C:\jww」なので、変更していない場合はエクスプローラーやマイコンピューターからCドライブを開きJWWフォルダを探します。JWWフォルダを見つけたら、そのフォルダ内に先程解凍した外部変形プログラムをフォルダごと移動し準備完了です。
3. 実行方法
外部変形プログラムを実行するには[外部変形]コマンドを実行し、[ファイル選択]ダイアログ内のフォルダツリーから先程移動した外部変形プログラムのフォルダを開きBATファイルを実行します。
⚙️ 実行環境の構築
多くの外部変形プログラムは、AWK、Ruby、ActiveScriptRuby、VisualBasicなどのスクリプト言語で作成されており、実行形式(.exe)以外の外部変形の場合、外部変形とは別にプログラムに対応した実行用プログラム(インタープリタ)を組み込まなくてはなりません。
「J_GARU」は、AWKやRubyの実行環境を簡単に構築できるツールです。インストーラーを実行することで、必要な実行環境を自動でインストールできます。
🧠 便利な活用法
- クロックメニューへの登録:よく使う外部変形は、JW_CADのクロックメニューに登録しておくと便利です。環境設定ファイル(JW_WIN.JWF)を編集し、外部変形名とパスを設定することで、メニューから直接実行できます。
- バッチファイルの活用:外部変形では、バッチファイル(.bat)を使用して、複数のコマンドを順次実行することができます。これにより、作業の効率化や自動化が可能です。
📝 注意点
- 動作環境の確認:外部変形プログラムには、特定の実行環境(AWK、Rubyなど)が必要な場合があります。プログラムに同梱されている説明書や公式サイトで動作環境を確認し、必要なソフトウェアをインストールしてください。
- セキュリティ:外部変形プログラムは、信頼できるサイトからダウンロードするようにしましょう。Vectorなどの公式サイトや、信頼できる開発者が公開しているものを利用することをおすすめします。
- バックアップ:外部変形プログラムを導入する前に、JW_CADの設定や作業中のデータのバックアップを取っておくと安心です。
JW_CADの外部変形プログラムを活用することで、作図作業の効率化や機能の拡張が可能となります。公式サイトや信頼できる情報源からプログラムを入手し、導入方法や使用方法を確認しながら活用してみてください。